AI動画のカメラワーク英語プロンプト一覧|見本動画で分かる21種類と選び方
動画生成AIでは、カメラの動きを英語で指定するだけで、映像の印象ががらりと変わります。この記事では、よく使うカメラワークの英語プロンプトを一覧にしました。そのうち7種類は、実際に生成した見本動画で動きを確かめられます。
見本はすべて Veo 3.1 Fast・4秒で生成しました(2026年9月、生成サービスのプロンプト自動補強はオフ)。同じプロンプトでも、結果は毎回変わります。
見本動画で見る、代表的な7つのカメラワーク
1. 固定
static shot, locked-off camera
カメラを動かさない撮り方です。話す人や、被写体の小さな動きを見せたいときの基本になります。
2. 寄る(プッシュイン)
slow push in
カメラが被写体に近づいていきます。注目させたいものがあるときに向いていて、商品CMの定番です。
3. 引く(プルアウト)
fast pull out, ending on a wide view of the whole scene
被写体から離れていき、周りの景色を見せます。この見本は、富士山の写真から手前の桟橋あたりを切り出した画像を動かしたもので、「速く」と「全景で終わる」を付け、生成画面の「終了フレーム」に富士山の全景の写真を入れています。はじめは全景の写真で試したところほとんど引かず、「ゆっくり」では4秒で引ききれず、終了フレームなしで速く引くと、写っていない部分をAIが想像で描いて別の山になりました。引く動画は寄った写真から始め、最後の構図を決めたいときは終了フレームを指定するのがコツです。
4. 横に移動(トラック)
lateral tracking shot, camera moving sideways to the right
カメラごと横に動きます。英語で「truck right」とだけ書くとトラック(車)が映ることがあったので、「カメラが横に動く」と説明を添えています。
5. 周りを回る
slow orbit shot around the subject, ending with the subject centered in frame
被写体の周りを回り込みます。商品を立体的に見せたいときに向いています。この見本は写真を動かしたもので、「被写体を中央に収めて終わる」を付けています。
6. ドローン空撮
aerial drone flyover
上空から広い景色を見せます。場面の最初に、どこにいるのかを見せるカットに向いています。
7. 手持ち風
handheld camera
少し揺れる、スマホで撮ったような映像になります。SNS動画らしい臨場感を出したいときに。
カメラワークの英語プロンプト一覧(21種類)
AIプロンプトビルダーで選べるカメラワークと、生成AIに渡す英語、どんな映像になるかの一覧です。
| ボタン名 | 英語のプロンプト | どんな映像になるか |
|---|---|---|
| 固定 | static shot, locked-off camera | カメラを動かさない。被写体の動きや表情に集中させたいときに |
| 左右に振る(パン) | slow pan | その場で左右に向きを変える。景色を見渡すときに |
| 上下に振る(ティルト) | slow tilt up | その場で上下に向きを変える。高い建物や人物を下から上へ見せるときに |
| 寄る(プッシュイン) | slow push in | 被写体に近づいていく。注目や緊張感を高める |
| 引く(プルアウト) | slow pull out | 被写体から離れていく。場所の広さや余韻を見せる |
| 横に移動(トラック) | lateral tracking shot, camera moving sideways to the left | カメラごと横に動く。並んで歩くような映像に |
| 上昇(クレーンアップ) | crane up | カメラが上がっていく。全体を見せる場面の締めくくりに |
| 周りを回る | orbit shot around the subject | 被写体の周りを回り込む。商品や人物を立体的に見せる |
| 追いかける | tracking shot following the subject | 動く被写体についていく |
| ズームイン | slow zoom in | カメラは動かさず、レンズで寄る |
| 手持ち風 | handheld camera | 少し揺れる、ドキュメンタリーやSNS動画らしい臨場感 |
| なめらか(ステディカム) | smooth steadicam glide | 揺れを抑えた、滑るような移動 |
| ドローン空撮 | aerial drone flyover | 上空から広い景色を見せる |
| FPVドローン | FPV drone dive | レース用ドローンのように、高速で飛び回る視点 |
| 素早く振る | whip pan | 勢いよく振って、次の場面へつなぐ |
| ピント送り | rack focus | 手前から奥へ(または逆へ)ピントを移し、見る人の視線を導く |
| めまいショット | dolly zoom, vertigo effect | 被写体の大きさはそのままで、背景だけが伸び縮みする。不安や衝撃の演出に |
| 主観視点 | POV shot | 登場人物の目で見た映像 |
| クラッシュズーム | crash zoom | 一気に寄る。驚きやコミカルな強調に |
| 低い位置で追いかける | low tracking shot at ground level | 地面すれすれでついていく、迫力のある映像 |
| 窓をすり抜ける | camera flies through a window | 窓などを通り抜けて、外から中へ入っていく |
一覧のうち、見本を作ったのは上の7種類です。「素早く振る」「クラッシュズーム」「FPVドローン」のような速い動きや、「めまいショット」「窓をすり抜ける」のような特殊な撮り方は、生成AIによって再現しやすさが違います。結果を確かめながら使ってください。
速さ・方向・終わり方の付け足し方
カメラワークは、次のような言葉を付け足すと、狙いどおりになりやすくなります。
| 付け足すもの | 英語の例 |
|---|---|
| 速さ | slow(ゆっくり)/ steady(一定の速さで)/ fast(速く) |
| 方向 | to the left / to the right / upward / downward |
| 終わり方 | ending on a close-up of the subject(被写体のアップで終わる) ending on a wide view of the whole scene(全景で終わる) ending with the subject centered in frame(被写体を中央に収めて終わる) ending on the open sky(空で終わる) |
たとえば「周りを回る」に「ゆっくり」と「被写体を中央に収めて終わる」を足すと、次のようになります。上の見本「周りを回る」は、このプロンプトで作ったものです。
Camera: slow orbit shot around the subject, ending with the subject centered in frame.
迷ったら「ゆっくり(slow)」を付けると失敗しにくくなります。ただし、4秒のような短い動画で大きく引いたり回ったりするときは、ゆっくりだと動ききらないうちに終わることがあります。そのときは「一定の速さで(steady)」や「速く(fast)」に上げてみてください。また、終わり方まで決めておくと、動画の最後のコマが安定します。
何を見せたいかで選ぶ、カメラワークの選び方
| 見せたいもの | 向いているカメラワーク |
|---|---|
| 商品 | 寄る(プッシュイン)・周りを回る |
| 人物の表情・話 | 固定・寄る(プッシュイン) |
| 景色の広さ | ドローン空撮・引く(プルアウト) |
| 街や物語の雰囲気 | 横に移動(トラック)・追いかける |
| SNSらしい臨場感 | 手持ち風 |
カメラの動きは、1本に1つ
数秒の動画に「寄りながら回り込む」のように動きを重ねると、どれも中途半端になりやすくなります。まずは1つに絞り、ほかの動きは別のカットで試しましょう。書き方の基本は動画生成AIのプロンプトの書き方で紹介しています。
カメラワークを、日本語のボタンで選ぶ
AIプロンプトビルダーでは、この記事のカメラワークを日本語のボタンで選べます。選ぶと、速さ・方向・終わり方の選択肢も出てきて、そのまま英語のプロンプトに組み込まれます。
この記事の動画はすべて、AIで生成したものです。